6年間の友人関係を経て恋人になった、フランス人男性と日本人女性。二人の実体験から、国際恋愛で起こるすれ違いと、違いを話し合うためのヒントを紹介します。
福岡で出会った二人に、友人から恋人へ変わったきっかけや、文化の違い、関係を支えるコミュニケーションについて聞きました。
二人は福岡で出会い、長いあいだ兄弟のような親友として過ごしました。一度の告白では恋愛に進まず、その後、女性が男性の家族と接する機会を経て、相手を少しずつ異性として意識するようになったといいます。
今回の話は「国際恋愛だから特別な方法が必要」という物語ではありません。時間をかけて相手を知り、違いを言葉にし、信頼を築いていく過程には、国籍を問わず考えたいヒントがあります。
男女の友情なんてないでしょ?
外国人としか付き合わない人いるよねー…語学力や環境もあるあるだねー。
※ コメントはInstagram投稿への視聴者の受け止めの一例です。原文の趣旨を尊重して掲載しています。
二人の話から見えるのは、文化の違いを消すことではなく、何が違うのかを話せる関係を育てていくこと。男性は「Communication・Trust・Reciprocity」を大切な柱として挙げ、女性も「何でも話すこと」の重要性を語っています。これは一組の経験ですが、すれ違いを感じたときに相手の意図を確かめることの意味を考えさせてくれます。
インタビュアー:えっと、出会いはどこですか?
女性:出会いは、えっと、私たち福岡から来たんですけど、えっと、私がアルバイトしているお店のお客さんでした。
インタビュアー:素敵ですね。ちなみに、どこでアルバイトしてるの?
女性:ど、どこでアルバイト…めちゃくちゃ前、6年前なんですけど、えっと、あの唐揚げ屋さん、フライドチキンショップで。とても恐ろしいです(笑)。だから、あの、チキンガールって言われてます。
インタビュアー:なんで唐揚げが好きなんですか?
男性:なんで?美味しいから、チキンが好きだから。Yeah, I love chicken, that's it.(そう、チキンが大好きなんだ、それだけ。)特別な理由があるわけじゃなくて、ただ好きなんだよ。それに唐揚げってすごく日本らしい食べ物だしね。まあ、だから好きなんだ。
インタビュアー:お付き合いしたいと思ったきっかけは何ですか?
女性:きっかけですか?実は、2年くらいか3年くらい前、2年くらい前に一回告白されたんですけど、でも最初は6年、ベストフレンドだったんですよ。
男性:私たちは4年間、友達でした。
女性:6年前に知り合って、本当に兄弟みたいな感じで、めっちゃベストフレンドで、『Hey bro!』みたいな感じで。女友達になってから、お互いの友達も仲良くなって、『Hey sister!』みたいな感じで、いつもめちゃくちゃ仲が良くて。2年前くらいに一回告白されたんですけど、『Yo bro! We are family!』みたいな感じで(笑)。待って、恥ずかしい。でもその後、私が逆に彼のママに会った時に、日本でなんか『Wow』って思って。
女性:だから、私が『いいなー』って次思って。そしたら彼も『いいなー』って思ってくれて。まあ、自然に。2回目は自然に。
男性:うん、風みたいに、シューッとね。風と葉っぱが一緒に流れていくみたいな、そんな感じだったんだ。
男性:彼女は私を信じています。
インタビュアー:彼女の好きなところを教えてください。
男性:My goodness, hahaha. えっと、外見のこと?それとも内面のこと?ああ、多すぎて言えないよ。笑顔も、髪も、顔も、体型も、それに優しさも。彼女のことは小さく…ああ、彼女は本当に優しくて、すごく国際的でフレンドリーなんだ。そしてあまり…ほら、日本人の女の子ってすごく、なんていうか、保守的だろ?うん、保守的、そうそう。でも彼女は違うんだ。だから、すごくオープンマインドな人と一緒にいられるのは、本当にいいことだよ。彼女はたくさんの、いろんな文化を持ってる、マルチカルチャーな人なんだ。
インタビュアー:とっても愛してあげてますね。
女性:彼の好きなところ…彼はとてもユニークな人で、そうですね、優しくて、あとすっごい面白いし。なんか風邪とか、病気のときはすごくケアしてくれて。たまにサプライズでデザートとか作ってくれて、ケーキとか作ってくれたり、ご飯とか作ってくれたり。特に彼は背がすごく高いので、目の前って感じ。なんか男って感じ。そんな感じです。
インタビュアー:文化の違いの問題とかありますか?
女性:やっぱりありますね。私はもう100%日本人で、彼は100%フランス人なので、言葉の壁ももちろんあるし。あと、例えば、私たちは一緒に今住んでるからいいんですけど、これがもし遠距離だったりとかしたら、もっと大変だし。もうコミュニケーションが一番大事だと思います。コミュニケーション。
女性:そうですね、カルチャーショックとかもいろいろあるし。日本で当たり前なことが彼の国では『しないよ』とか、いろいろあります。
男性:うーん、僕にはフランス文化みたいなものが結構強くて、フランス文化へのプライドが本当にあるんだ。だから、日本で見ることを「やりたくない」って思うこともある。だって、僕からしたら「それは日本のやり方だし、僕はフランス人で、フランスではそんなことしないから、やらない」ってなるんだ。でも実際は中間というか、大体の場合は日本の文化に合わせて従ってるんだ。ただ、ごく細かい変なポイントでは、正直、従わないこともある。ああ、例は聞かないで(笑)。例えば、仕事の話だけど、僕は高級ホテルのサービス業で働いてたことがあって、お辞儀をしないといけない場面とか、謝ったりする場面があるだろ。あれが苦手なんだ。僕は背が高いから、彼らのために腰を曲げてお辞儀するなんてできない。そこまでやらないよ。でも、ちょっとはやってるんだ。僕も「すみません、すみません」って感じで。ほら、こうやって腰を曲げるんだろ?僕は「いや、それはしない」ってなる。まあ、小さな例だけど。でも、デートに特化したカルチャーショックは?デートに関してはあまり感じないかな…あ、君が何かあるんだろ、さあ言ってみて。
男性:うん、僕も期待してない…ほら、時々、君が言うように、こういうことをストレートに言うと、彼女を傷つけたくないんだ。だって、それは真実だから。真実を言いたいけど、「まあ…こういうことなんだ」みたいに濁したくはない。でも、そう言うと…まあ、そういうことなんだよ。
女性:でもそれで、カップルだったら私も『えー』ってなったりするけど、そこで話して、コミュニケーションをとって、『そういう意味じゃないよ』とかわかったら。だから本当にコミュニケーション。Talk, talk, talk, everything.
男性:Yeah, exactly.(そう、その通り。)いい関係って、世界のどこにいても、相手がどんな国籍でも、結局「3つの柱(three pillars)」の上に立ってるんだ。それは、コミュニケーション(communication)、信頼(trust)、そして時には互いに与え合うこと(reciprocity)。この3つがあれば、国籍が何であれ関係ない。どんな二人でもうまくやっていけるんだよ。Yeah, sure.(うん、そうだよ。)Hahaha. Kiss, ah.
※ このテキストは動画の内容を書き起こしたものです。一部の表現を整理して掲載しています。
「男女の友情」と「国際恋愛に入るきっかけ」。コメント欄にあった異なる受け止めを手がかりに、二人の経験を一つの正解にせず、関係の始まり方を考えます。
男女の友情なんてないでしょ?
このコメントは、男女の友情そのものに懐疑的な立場をまっすぐ示しています。一方、今回の二人は約6年、兄弟のような親友として過ごし、その後に関係が変わりました。どちらかがすべての人に当てはまる答え、というわけではありません。
友人関係が恋愛に変わるタイミングも、友情をどう捉えるかも人それぞれ。大切なのは「友達ならこう」「異性ならこう」と周囲の型に押し込まず、二人がどんな関係を望んでいるかを確かめることです。
長い友人期間は安心の土台になることがありますが、それだけで恋愛の成功を保証するものではありません。相手の気持ちを決めつけず、変化があれば言葉にして共有することが、次の一歩につながります。
外国人としか付き合わない人いるよねー…語学力や環境もあるあるだねー。
このコメントは、国際恋愛を個人の好みだけでなく、語学力や日々の環境から見ています。学校や仕事、住んでいる地域、友人関係など、異なる背景の人と出会う機会が多いほど、国際恋愛が身近になることはありそうです。
ただし、出会いの環境だけで本人の動機を決めることはできません。今回のカップルも福岡で出会い、長い友人関係を築いたうえで交際に進みました。「外国人だから」ではなく、目の前の相手を知っていく過程が物語の中心です。
国際的な環境は出会いの入口を広げます。その先で関係を続けるかどうかは、互いの人柄や信頼、共有できる時間によって形づくられていきます。
※ 掲載コメントはInstagram視聴者の多様な受け止めの一例であり、Yoitoki編集部の公式見解を示すものではありません。個人の動機を断定せず、コメントの論点を考える材料として紹介しています。
国際恋愛では、言葉や文化、価値観の違いから「相手の気持ちが分からない」と感じることがあります。ただ、違いがあること自体が関係を難しくするとは限りません。今回のフランス人男性と日本人女性も、互いの文化に違いを感じながら、何でも話すことを大切にしていると語りました。
二人は福岡で出会い、約6年間、兄弟のような親友として過ごしました。一度の告白では交際に至らず、女性が男性の家族と接したことなどを経て、関係が少しずつ変化したそうです。国際恋愛の始まり方は一つではなく、二人のペースで関係を築いた実例です。
会話が成立していても、冗談や遠回しな言い方、沈黙の意味まで同じように受け取れるとは限りません。特に感情が動いているときは、短い返事を「怒っている」「冷めた」と決めつける前に、相手の意図を聞いてみることが役立ちます。
インタビューで女性は、体調を崩したときにケアしてくれることや、料理・デザートを作ってくれることを、男性の好きなところとして挙げました。愛情を言葉で伝える人もいれば、行動で示す人もいます。自分が受け取りやすい形だけを基準にせず、相手の表現も知ろうとすることが大切です。
二人は「日本では当たり前でも、フランスではそうとは限らない」といった違いを感じることがあると話しています。一方で、国籍だけで相手の性格や考え方を説明することはできません。文化的な背景を知ろうとしながら、目の前の相手本人に聞く。その両方が、国際恋愛のすれ違いを減らすための出発点です。
男性は良い関係に必要なものとして、コミュニケーション、信頼、相互性(思いやり)を挙げました。話し合いは気持ちを伝えて終わりではなく、「忙しいときは一言送る」「分からない表現は確認する」など、次にどうするかを二人で決めるところまで進めると、同じ誤解を繰り返しにくくなります。
今回のカップルの経験を手がかりに、国際恋愛でよく検索される疑問をまとめました。
文化や言葉の違いだけでなく、相手の意図を確認しないまま自分の「普通」で解釈することが、すれ違いにつながる場合があります。連絡頻度や愛情表現など、具体的な場面ごとに話し合うことが大切です。
言葉の意味が分かっていても、冗談や遠回しな表現、声の調子に含まれるニュアンスは伝わりにくいことがあります。「こういう意味で合っている?」と確認し、分からないまま結論を出さないようにしましょう。
愛情表現、人前でのスキンシップ、連絡の仕方、家族との距離、食事や生活習慣など、日常のさまざまな場面です。ただし、国籍だけで相手の考えを決めつけず、本人に聞くことが重要です。
友人期間の長さだけで、交際が長続きするとは言い切れません。一方、相手の性格や考え方を知ったうえで恋人になることは、二人にとって安心材料になる場合があります。今回のカップルは約6年の友人関係を経て交際に進みました。
今回の二人は、コミュニケーション、信頼、相互性や思いやりを大切なものとして挙げています。違いをなくそうとするより、率直に話し合い、二人に合う方法を一緒に探すことが関係を支える一つの土台になります。
日本とフランスの文化を一括りにして優劣をつけるのではなく、二人の間で何が違うのかを確かめること。今回のカップルの経験は、国際恋愛に限らず、相手の「当たり前」を知ろうとする姿勢の大切さを伝えています。
女性は「何でも話すこと」、男性は「Communication・Trust・Reciprocity」を挙げました。違いを感じたときに、相手を国籍で説明するのではなく、本人の気持ちや考えを聞くことが、すれ違いを小さくする出発点になります。
相手を変えるためではなく、お互いが心地よく過ごす方法を見つけるために。今回の二人が語った姿勢を、日々の会話に置き換えます。

「大丈夫」「また今度」など、受け取り方が分かれそうな表現は、意図をその場で確認する。翻訳だけで判断しない。

言葉、連絡、看病、料理など、相手がどんな行動で思いやりを示すかを知り、自分がうれしい伝え方も共有する。

文化に合わせることを一方に求めず、互いに調整できることと大切にしたいことを分けて話し合う。
異なる環境で育った人たちの恋愛観を、実際のインタビューから紹介しています。